スタディーフィールドブログ 2026.8アーカイブ

8月31日 ひらめき

何かをひらめいた時、頭の上に電球💡がピカーンと光る。

そんな漫画的な表現がよくありますね。

そんな電球、いわゆる白熱電球の特許を発明王トーマス・エジソンが取得したのが、今日8月31日だそうです。

ご存じかどうか、電球自体の研究は、エジソン以外の発明家たちにもなされていました。

勘違いしやすいですが、電球を発明したわけではありません。

エジソンが成し遂げたのはその電球の持続性の向上です。

電球の発光部分であるフィラメントを改良し、連続1000時間以上も持続できる電球を発明し、彼は特許を取得したのだと言われています。

ちなみに彼が特許を取った当時の電球のフィラメント部には日本の京都の竹が使用されていたんだとか。

 

さて、エジソンの名言と言えばこれ

Genius is one percent inspiration, 99 percent perspiration.(天才は1%のひらめきと、99%の努力)」

いかなる天才でも、努力を積み重ねたからこそ、結果を得られたのであり、努力の重要性を説く有名な言葉です。

 

最初から何でもかんでもできる人はそうそういません。

クラスや学年の中で「いつも100点を取っている人」も、自然と100点を取れているのではなく、「100点を取るために必要な努力」をこなしているのです。

何もしないで点数や成績が上がっていくなど、まぁないでしょう。

授業をちゃんと聞いていなかった。宿題をやっていない。テスト期間に家で机に向かわなかった。

それで点数が下がった~と嘆いている方はいませんか。

そんな状態で点数が下がるのは当然の帰結。

まずはやるべきことをきちんとこなしていくところから。

成績を上げるのは一朝一夕では難しい。時間がかかります。

改善を思い立ったその日から、勉強に対する姿勢を改めてみましょう。

 

富樫

 


8月29日 自立と付属

 

あれだけ長かった夏休みも終わり、学生各位はあわただしい学校生活に順応で来ておりますでしょうか。油断していたら、テストももうすぐです。勉学に励んでください。

タイトルはなんのこっちゃと思われた方もいると思いますが、国語の話です。人生の話ではないのでご安心ください。

 

中学1年生の時、頭を悩ませた『文節』・『単語』のお話でございます。文節を分ける際にルールがあります。

それは、『文節の頭には、自立語が必ず一つだけ』です。

…じゃあ、その自立語は何ですか?という話をしましょう。

自立語…それだけで文節になりうる言葉(例:私、走る、大きい、めっちゃ)

付属語…単独で意味が作れずに、自立語の後ろにくっつく言葉(例:~た、~ない、~の、~は)

以下に、実践文を出してみましょう。

 

例文①:私は、塾講師だ。

自己紹介です。この場合、自立語は『私・塾講師』、付属語は『は・だ』が該当します。

そして、先述の文節の原則に当てみるとうまくいきます。

私は/塾講師だ/ の2文節であります。

 

例文②:今日も頑張って勉強したよ。

自分をねぎらう言葉です。この場合は、自立語が『今日・頑張っ・勉強し』、付属語が『も・て・た・よ』です。

なぜ、自立語が中途半端な位置で区切られているのかは将来ならう『活用形』までお待ちください。

改めて、文節の原則にのっとって分けてみましょう。自立語を文節の一番最初にすればよいので簡単ですね。

今日も/頑張って/勉強したよ/ の3文節になりました。

 

『文節は、言葉の意味が壊れないように区切る』というのが難しい人は、この自立語をベースに区切っていく方法が得策でございます。最後に練習問題を置いて、おさらばといたします。

よい自立語・付属語・文節・単語ライフを!…長かったですね。

 

練習問題

①日曜日は、朝起きてテレビを見ます。

②テストの日は、単語帳を開くことが大事です。

③数学の公式は、複雑すぎてわかりにくい。

 

新澤


8月28日   「なんで?」は宝です

 

「鬼滅の刃」の大ヒットの影には、初代編集の片山達彦氏(通称「なんでマン」)が作者の吾峠呼世晴氏に投げかけた無数の「なんで?」があった、という知る人ぞ知るエピソードがあります。

片山氏の「主人公はカッコよくしましょう」という言葉に吾峠氏が「カッコいいって何ですか?」と返し、その認識を共有していったというエピソードも。

そう、「なんで?」「それって何ですか?」は宝なのです

 

ところで、間違いには大きく分けて2つあります。

ひとつは「ミステイク」

いわゆるケアレスミス、凡ミスです。理屈は分かっていたが、何か知らんけどミスっちゃった

おい、しっかりしろ。集中していれば、問題をもっとしっかり読めば、解けていたかもしれないのに。

 

もうひとつは「エラー」

これは「知識不足、理解不足が原因の間違い」です。集中や気合いだけではどうしようもありません。

 

両者の見分け方の目安は、大まかに言うと以下の通りです。

解答を見て、 「なんで?」 「何それ?」と思ったかどうか

「あああ、それだ!!ミスったああああ!!!」、これは軽症です。塾生にも多く見られる症状です。集中してよう。

それに対して、「え?なんでそうなるの?」「何それ?知らん」と思った場合。これは「エラー」。すなわちチャンスです。宝の予感です。

 

こんな問題があったとします。

(1) Tom broke these windows.

[these windowsが主語の受け身の文に書きかえなさい]

答え : These windows was broke by Tom.

(2) The news made us sad.

[weが主語となる、to不定詞を使ったほぼ同じ内容の文に書きかえなさい]

答え : We are sad to hear the news.

(3) The boy is Taro. He is standing by the door.

[分詞の後置修飾で1文にまとめなさい]

答え : The boy is Taro standing by the door.

(4) 私には、オンドゥル語を話す友人が1人います。

[英文に直しなさい]

答え : I have a friend who speak Ondlish.

 

はい。全部間違っています。本当の解答は以下の通りです。

(1) These windows were broken by Tom.

【ああ、複数!過去分詞も違う!】

(2) We were sad to hear the news.

【ああ、過去!】

(3) The boy standing by the door is Taro.

【分詞の後置修飾は普通名詞にするのか!(突っ込みどころは色々ありますが、中3の段階ではコレでいいと思います)】

(4) I have a friend who speaks Ondlish.

【a friendが三人称単数!そして現在!】

 

こんな解答を見て、「ああ!それだ!」と納得できた場合は残念。ミステイクです。集中していればできたであろう問題です。

方や、【  】の中身を見ても「…なんで?」「どういうこと?」と思った場合は朗報です。そこに、あなたの知らない財宝が眠っています。「伸び代」という名の宝です。

「なんで?」を追求しましょう。

自分で考えるだけでなく、友人兄弟姉妹両親先生AI、あらゆる人的物的リソースを駆使して追求しましょう。

それでも解決できない、納得できない場合は、最後の手段。

当塾に入りましょう。

お試しください。

 

竹野

 


8月27日 どんなにつらくてもぼくはやめないぞ、きっとこらえるぞ

宮沢賢治著、「猫の事務所」の一節です。

猫のための地理案内所(だったと記憶しています)で猫たちのお話です。

主人公は「かま猫」と呼ばれ、同僚の猫たちにいじめられながらも仕事に励み続ける。という話です。どんなにつらい目に合っても、かま猫はこの事務所で働けることを誇りに思い、頑張っていくお話です。さて、その後どうなるのか・・・ぜひ読んでみてください。

 

そんな今日8月27日は宮沢賢治氏の誕生日だったりします。

「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「グスコーブドリの伝記」

この辺りは読んだことはなくとも、題名は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

タイトルにあげましたかま猫のセリフ。

「どんなにつらくてもぼくはやめないぞ、きっとこらえるぞ」

自らの仕事に責任を持ち、楽しいことばかりじゃなくても一生懸命に生きるその姿。

学生の皆さんも、大人の我々も見習わないといけないかもしれませんね。

楽しいことばかりではありません。目の前にはテストも迫っています。つらい、逃げ出したい。

そう思ったとき、この勇敢なかま猫の姿をふと思い出し、立ち向かっていけるといいですね。

 

ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

 

富樫

 


8月26日 『運』

『運』は、人生のタイミング・日常生活にかかわってくるものです。思いがけない幸運・どうしようもないときの助けになった強運・どうにもならないのに積み重なってしまう悲運など多種多様です。

 

実生活でも実力を尽くしたのに、相手の突拍子もない一手によってすべてがご破算。何もかもいやになって『その運ちょうだいよぉ!』と友人相手によく嘆いたものです。

勉学において、出題範囲を予想してヤマを張る行為『山勘』もそうした運にかけた行為として代表的なものです。しかし、最初からヤマを張れる人はいないと考えます。

過去問や出題傾向・範囲を十分に吟味、対策したうえでヤマを張るという行為が十分有効な手段として成立しうるでしょう。

 

ことわざにも『人事を尽くして天命を待つ』・『果報は寝て待て』・『運否天賦(うんぷてんぷ)』など運にまつわる言葉があります。

しかし、それはあくまで自身がやれる手を尽くしたうえで『運』に身を託すという行為に帰結しています。寝ながら自分に都合の良い餌が来るのであればそれに越したことはありませんが、そうしたことは大変珍しいです。チャンスは最大限生かせるように自分から意識して動けるように机に向かうことは必要になると考えます。

 

私も似た経験がありますが、『スマホを投げる(自分の遠い範囲においておく)』ことは、こうした集中の手段として有効であると一部生徒も実施済みかと思われます。

手に持って、SNSのタイムライン・Youtubeのshorts…楽しいですよね?私も癒されます。しかし、そうこうしてると15分~30分と時間が過ぎてしまって後悔…というのもお決まり事です。

意識しないことを意識するように努めることで、自己の集中力を高めることにもつながります。禅修行にも似たようなものでしょうか?

 

もたらされた結果に対して、『運が悪かった、しゃーない』と次に切り替えることも一つのテクニックです。

そこから一歩進んで、本当に『運』をつかめるときにつかむ姿勢があったのかについて、見直してみてはいかがでしょうか。

 

新澤


8月25日   AIで入試対策?(英語)

 

高校入試模擬問題を生成してください。 教科は英語、英文和訳問題を10題。各種文法事項をまんべんなく含める(ただし、「過去完了」「関係代名詞whose」「関係副詞where・when」「分詞構文」は含めない)。難易度は[ 公立高校入試標準 ]レベル。解答・ヒントは載せないでください。かもんべいべい!!

 

「コイツはいきなり何を言っているんだ」とお思いでしょうが、これは英文和訳の模擬問題をAIに出力させるためのプロンプトなのです。

[   ]の内容を「公立高校入試基礎」、「公立高校入試上位」、「難関私立高校」、「灘・開成など最難関私立高校」と変えることで難易度の調整も可能です。

「かもんべいべい!!」はモチベーションを上げるための呪文のようなもので、当然なくても結構ですし、「心を燃やせ!」などに変えてもよいでしょう。

実際に生成された問題がこちらです。使用したAIはChatGPTです。(ClaudeとGeminiでも試しましたが、生成される問題の難易度はやや低めでした)

 

1. My brother has been interested in science since he was a child.

2. There are many things we can learn from people who have different ideas from ours.

3. The book was so interesting that I read it twice during the summer vacation.

4. If you have something important to tell me, please call me before you leave home.

5. The girl playing the piano on the stage is one of my sister’s best friends.

6. I was surprised to hear that the old bridge was built more than one hundred years ago.

7. My mother told me not to be afraid of making mistakes when I speak English.

8. It is important for us to think about what we can do to help people in other countries.

9. The more I learned about the history of my town, the more interested I became in the people who had lived there.(おい、過去完了!)

10. Although I could not understand everything he said, his words made me think about what I really wanted to do in the future.

 

学校ではまだ学習していない内容も多く含まれていますが、当塾では全て学習済みです。今は入試に向けて精度を上げている最中です。

答えは以下の通りです。

1. 「私の弟は、子どもの頃からずっと科学に興味を持っています。」
基本的な現在完了(継続用法)の文です。

2. 「自分とは異なる考えを持つ人々から、私たちが学べることは多い。」
中2の7月頃学ぶthere構文に始まり、中3内容の接触節(目的格の関係代名詞の省略)、主格の関係代名詞、と後置修飾2連発。

3. 「その本はとても面白かったので、私は夏休み中に2回読みました。」
重要表現「so~that… : とても~なので…だ」が使われています。

4. 「もし私に伝えたい大切なことがあれば、家を出る前に電話してください。」
somethingの後ろに形容詞を置くという、地味ですが大切な表現が入っています。

5. ステージの上でピアノを弾いている女の子は、私の妹の親友のひとりです。
現在分詞の後置修飾と「one of 最上級+複数形」の組み合わせ。直訳は「一番の親友のひとり」ですが、日本語として自然になるよう「一番の」を削っています。

6. 私は、その古い橋が100年以上前に建設されたと聞いて驚きました。
なぜか並べ替え問題でよく出る「形容詞 + to不定詞」と受動態。両方中3内容です。

7. 母は私に、英語を話すときは間違うことを恐れないように言いました。
be afraid of~(~を恐れる)に加え、「tell ○○ to不定詞 : ○○に~するように言う」の変形、「tell ○○ not to不定詞 : ○○に~しないように言う」。私立向けのやや発展的な内容です。

8. 私たちにとって、他の国の人々を助けるために何ができるか考えることは大切です。
「It-for-to」の文の中に間接疑問文(疑問詞 + 主語動詞)が入っています。両方とも中3で学ぶ内容です(が、当塾ではIt-for-toのみ夏期講習で学習しました)。

9. 私たちの町の歴史について学べば学ぶほど、私はそこに住んでいた人々にどんどん興味がわいてきました。
過去完了は入れないでって言ったのに。「過去(私が学んで興味を持った)のさらに過去(昔の人々が私たちの町に住んでいた)」は「had + 過去分詞」、過去完了で表しますがこれは高校内容です。分かってはいましたが、AIも完璧ではありませんね。AIが生成した文章は必ず人の目でチェックする必要があります。

10. 彼が言ったことをすべて理解することはできなかったけれど、彼の言葉は私に、自分が将来本当は何がしたいのか考えさせました。
接続詞although(~けれど)に始まり、接触節(everything he said)、使役のmake(make ○○ 原形不定詞 : ○○に~させる)、間接疑問文。この問題ができる生徒は多くないでしょう。

 

これを毎日10題訳し、先生に聞いたり調べたりして模範訳や文法構造を確認すると、徐々に英文和訳の力がついていくでしょう。10題で多すぎるなら減らしても構わないと思います。

分からない単語を辞書で調べれば語彙力もつきます。ただ、パターンの数に限りがあるようで、何回かやっていると似たような問題が生成されることもあります。そういう問題は、どれだけ速く解けるかチャレンジしてみましょう。

お試しください。かもんべいべい。

 

竹野

 


8月24日 人類皆平等

 

夏休みも終わり、今日、明日から学校が再開するという生徒も多いようです。

「明日から学校だー」と嘆いている生徒や、「起きられるかなー」と長期休暇で乱れた生活リズムを心配する生徒などが見られました。

今が一番いやな時間ですね。

早く寝ないと明日がつらい、でも寝ると明日が来てしまう・・・

長期休暇最後の日の憂鬱。気持ちはよーくわかります。

 

こんな時期の風物詩と言えば、宿題が終わってない!と慌てふためく生徒の姿。

見ている方がいるかどうかはわかりませんし、私も最近見ていないので、今もやっているのか知らないのですが、この時期になるとたいてい宿題が終わっていなくててんやわんやするカツオくんの話がサザエさんの1話として放送されていたものです。

あの話を笑ってみることができない人もいたのではないでしょうかね。

 

終わりが近づいた時に焦って片付けようとする人もいれば、毎日コツコツと少しずつ片付けていった人、最初に一気に終わらせる人など、宿題への取り組み方も人それぞれのようです。

ですが、どのタイプの人にとっても、夏休みの時間は平等に与えられています。

夏休みに限らず、中学、小学校での時間も、基本的には全員が平等に与えられたものです。

 

多様性という言葉をよく耳にし、さまざまな差別や不平等がある世の中ですが、唯一全人類に平等に与えられているもの。それが「時間」です。男性も女性も、大人も子どもも、アメリカ人もイギリス人も、金持ちも貧乏人も、だれにとっても1日24時間というのは変わりません。

違うのはその平等に与えられた時間を「どう使うか」です。

 

「忙しくて、宿題ができなかった」

じゃあないのです。忙しい中でも、宿題をする時間をどこでとるかを考えて、時間を使わなければいけなかったのです。

 

与えられる時間は平等。そして過ぎた時間が戻らないのも、全人類にとって平等に与えられた真理です。嘆いていても仕方ありません。

明日からの夏休み明けの「時間」をどのように使っていくか、よく考えてみましょう。

 

富樫


8月23日 風情

二十四節気の「処暑(しょしょ)」にあたる本日。

処暑とは夏の暑さも峠を越え、秋の涼やかさを感じられる日が増えてくるのがこの時期とのこと。

「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と暦便覧にはあります。

 

峠・・・越えましたかね・・・?

まだまだ暑いです。

今日、テスト対策で訪れた生徒も、教室に入るなり、「涼しー!」と叫んでいました。

暑い中、テストのために頑張る皆さん。きっとこの努力は報われます!

 

洗濯物が乾きやすいことは大歓迎ではありますが、そろそろ涼しい時期になってほしいというのも事実。

「寒さ暑さも彼岸まで」と言いますが、彼岸と言わず、もう少し暑さが和らいでくれてもいいんですよ。

と、誰に言ったらいいのか、わからない望みを綴った、本日の記事でした。

 

 

富樫

 


8月22日 プレミ

『プレミ』…英語の「playing miss」から派生し、特にゲームなどにおけるミスを指摘する際に用いられる俗語の一種である。

 

みなさんは、注意力散漫なことありますか?私はあります。日常動作にしても、解答作業にしても抜け落ちてしまうケースは多々あります。

今日は、そんな私の『プレミ』の種別を見ながら、他山の石として教訓にしていただけたらと思います。

 

状況1:「あまりにも自分に有利な状況だと疑わずに解答をしたとき」

例題 次の中から等式をすべて選びなさい。

1.x=0、2.y<x+5、3.y>5、4.y=ax+b

…遠くから見ればあまり悩むことはありません(正解は、1&4)。しかし、文中の『すべて』を見落としたときにそれは牙をむきます(誤答例:1のみ書く)。

人間はある程度理解できるものがあると不完全なところを自動的に補正する癖があります。これが目の錯覚だったり、印刷ミスがあるような文章も何となく読める一因になります。

そして、これはミスを誘因することにもつながります。速度を要求される解答形式を含むと、せっかちな方は短縮ルートを取りがちになります。

「簡単すぎ!読まなくてもいけるっしょ!読む時間つかってほかのとこ補強しよ!」とか「はいはい、お決まりのやつね」なんて対処してると問題文や前提条件を見落として、

検算や文章の読み込みを怠ることにつながります。すべてが自分に優しいように設計されていることは稀です。そうした状況を疑い、石橋を叩きながら解答を吟味する時間を作りましょう。

 

状況2:「自分で設定した時間配分を超過して、焦りが見られたとき」

油断せずに、問題に取り組んで思いのほか苦戦した時に奴はやってきました。決断を焦らせることで自己の吟味する時間は極端に減少します。

こうした状況が起こる原因は、往々にして『ゆっくりやっていたせい』ではなく、『もう少しで解けそうだけで、気がかりになる。後回しにできない!』という心理から発生すること

が多いです。こうした時への対処法は、『90%はできる問題に切り替えて、あとから戻ってこよう』という問題の解き方・意識づけによる改善が期待できます。

各教科に限らず、こうした解けそうで解きにくい問題は中間地点に配置されることが多いです。そこでぶつかって座礁するよりは、安全な選択をしましょう。

 

 

太平洋戦争時、キスカ島から5000人余りの軍隊を戦死者なしで帰還させた日本海軍 木村昌福提督の作戦時の言葉にこんなものがありました。

帰ろう。帰ればまた来ることができる

一度様子見した問題でも、やろうと思えば戻ってくることはできるかもしれません。引き返す勇気を身につけましょう。

 

新澤

 


8月21日   ヒントは細部に宿る

 

「偉大な大工は、誰も見ないからといって、床裏にひどい木材を使ったりはしない。」

デザインに関して並々ならぬこだわりを持っていたiPhone開発者、スティーブ・ジョブズの言葉です。

どこか一点でも手を抜いてしまえば、妥協してしまえば、そこから全体が崩れるということもあり得る。

だから、たとえ目に見えないようなところであっても手を抜いてはいけない。

そういうことなのかもしれません。

西洋には「神は細部に宿る」という格言もあります。

細かい部分や目に見えない部分にこそ物事の真価が表れる。

だから細部まで気を配ることを忘れてはいけない。

 

何の話かというと、

◯学校や塾のワーク

◯プリント

◯入試用教材

これです。

特に正しい用語を選ぶ選択問題。

「答えはどれだ?うーん、多分これだ!答え合わせ!やった、正解だ!」

この繰り返しではあまりにももったいない。ただ「解ける」ことと「全部わかった上で正解を選べる」ことは違います

例えばこんな問題。

 

【イギリスと中国との間にアヘン戦争が起こる】

問1.この当時の中国の王朝名を次から選びなさい。

ア 宋 イ 元 ウ 明 エ 清

「答えはどれだ?う~ん、ウだ!答え合わせ!エか!次!」

こんな光景をスティーブ・ジョブズが見たら、間違いなく気絶します。正解ではない選択肢も含めて、それが何なのかよく復習しなければもったいない。

宋…南北朝時代の宋もあるが、今回の宋は唐と元の間の王朝、平清盛は神戸の港を整備して宋と貿易を行い経済的な力をつけた

元…モンゴル帝国のフビライ・ハンが中国を征服して建てた王朝、鎌倉幕府との間の二度の戦い、「文永の役」と「弘安の役」は「元寇」と呼ばれ、元軍は集団戦法と「てつはう」で幕府軍を苦しめた、当時の執権は北条時宗

明…元の次の王朝、室町幕府の足利義満は海賊・倭寇への対策のため「勘合貿易」という形で明と貿易を行った、豊臣秀吉は明の征服を目指して朝鮮出兵を行った(文禄の役・慶長の役)

清…明の次、江戸時代に成立した満州族の王朝、アヘン戦争でイギリスに敗北した後に太平天国の乱が起きる、明治時代には日本と対等な立場で「日清修好条規」を結ぶ、日清戦争で日本に敗北、日露戦争後に起きた辛亥革命により中華民国が成立し、その後滅亡

ただし、全部の選択肢でこれをやっているとさすがに効率が悪いので、

・完全に分かる選択肢 → 通過
・名前だけ知っている → 1~2個確認
・全くわからない → 教科書へ戻る

これくらいで済ませて次の問題へ移ると良いでしょう。

問2.このころ日本では(  )の改革が行われていた。(  )に当てはまる言葉を選びなさい。

ア 寛政 イ 享保 ウ 慶安 エ 天保

これも同様に各選択肢について復習していくのですが、ひとつ問題が発生します。

「ウ 慶安」

以前の教科書には「慶安の御触書」が載っていましたが、現在は削られています。

教科書巻末の「さくいん」を見て載っていなければ、無視して構いません。公立高校入試には出ません。入試に出ない語句を無視してもジョブズは許してくれます(多分)。

 

というわけで。

「不正解の選択肢だからといって無視してはいけない」

「学力アップの神は細部に宿る」

お試しください。

 

竹野

 


8月20日 シークレットワード

本日の中学2年生、理科の授業はテスト範囲のおさらいです。

来週にもテストが迫っている生徒もいますので、重要事項や間違えやすい問題を重点的に説明しました。

 

今日の生徒たちの解答を見ていると、非常に空欄が少ないことに気が付きました。

スバラシイ

なかなかに回答しにくい記述の問題も果敢に挑み、答えていました。

どうしても計算問題は、答えにくい問題も多々ありますが、それでも手が止まる生徒は少なく、いい感じに仕上がってきているのではないかと感じました。

 

記述問題ではしばしば「〇〇」という語を使用して、のような指示がある場合があります。

当然、指定された語句を使っていないと100%不正解なわけですが、理科の記述問題では、特に指定されていなくてもこの語句を使っていないと正しく解答していないことになり、不正解もしくは減点となる場合が結構あります。

 

そんなのどうやって見分けるんだ!

と思うかもしれませんが、これはもう「慣れ」です。

学校のワーク、塾のテキストやプリント。その他諸々で同じような内容の記述問題が出題されていることがあります。

語句を指定されている場合もされていない場合も、いろいろなパターンで出題されていることでしょう。

その答えを何度も書いたり読んだりすることで、指定されていてもいなくてもこの語句が必ず使われているな、と気付けるはずです。

その答えを覚えてしまえば正解間違いなしです。

 

単語ではなく、文を覚えなければいけないので、大変ではありますが、大概テストでの記述問題は他よりも配点が高かったりします。

ここで正解できれば点数を大きく伸ばせるかもしれませんよ・・・。

 

富樫

 


8月19日 語呂

語呂……言葉の響きや調子のよさを指す。

特に、「語呂合わせ」は数字や別の意味の言葉を覚えやすくする言葉遊びとして有名でございます。

 

受験対策書や学校内でも暗記の一種として有名であります語呂合わせは、期間が十分にない場合の緊急策として有効であります。

 

よくあるものとしては、

『√2=1.41421756』→「人よ、一夜に人見ごろ」

『√3=1.7320508』→「人並みにおごれや」

『710年』、平城京への遷都→「なんときれいな平城京」

『794年』、平安京への遷都→「鳴くよ、うぐいす平安京」

源頼朝、『1185年』に守護・地頭を配置/平氏滅亡→「いい箱つくろう、鎌倉幕府」

源頼朝、『1192年』に征夷大将軍に任命→「いい国つくろう、鎌倉幕府」

が挙がると思われます。

 

それ以外でも参考書に限らず、個人ごとに持っている語呂合わせがあるかもしれません。記憶の分野におきましては、記憶以外に五感に紐づけることで手続き記憶の一環として身に着ける手法も有名であります。平日22時から放送しているラジオ番組でもリズムに乗せて、事柄を覚えるコーナーがあります。

それくらいにはリズム、調子をつけて自己の気分を上げながら覚えるというのは『楽しく』学ぶためには推奨されているものであると考えております。

 

早いところでは、登校が始まっている学校もあると聞きます。長期休暇から復帰したら勉強が圧力になって、足がすくんでしまうなんてことあるかと思われます。そうなる前に自分の中にある興味や楽しさを友人とともに発掘してみるのもいかがでしょうか。

 

新澤

 


8月18日   採点者になろう

 

「おにぎりは簡単にカレーにできるから。」

 

英語の記述問題にこう答えた生徒がいました…しかも複数。

「自分自身の答案を採点者の立場から見直す視点」があれば、「おい、おにぎりをカレーにするな」とストップがかけられたのに。

 

本当にあったケースです(問題は少し改変してあります)。

I often cook miso soup and rice balls. Rice balls are easy to make and easy to carry. So my family and I like them very much. What food do you like?

問:下線部”my family and I like them very much”の理由を具体的に日本語で書きなさい。

なお、「理由」ときたら答えはだいたい「becauseの後ろ」か「soの前」です。今回は後者です。

 

解答レベル1:おにぎりは簡単にカレーにできるから。

見直し:いや、そんなわけあるかい。海苔と具が泣くわ。絶対違う、どこかがおかしい。なぜこうなった?あ、carryか。持ち運ぶのか。

 

解答レベル2:簡単に作ることができて、持ち運ぶのも簡単だから。

見直し:できた!いや、待て待て。この解答だけ読んでも意味が通じるか?設問・下線部には「おにぎり」と書かれていない。これだと何を作って持ち運ぶのかが伝わらない!

 

解答レベル3:おにぎりは簡単に作ることができて、持ち運ぶのも簡単だから。

見直し:問題と照らし合わせよう。「家族と『私』がそれらを好きな理由は?」→「おにぎりは簡単に作ることができて、持ち運ぶのも簡単だから。」よし、行ける!

 

というわけで。答えが書けたら以下の3つの視点で見直しましょう。

●現実として不自然ではないか(おにぎりがカレーになっていませんか?数学の点Pが音速を超えていませんか?)

●指示語に頼らず、読み手に内容が伝わる答案か(「それ」で読み手に内容が伝わりますか?)

●問題で聞かれたことに答えているか(理由を聞かれているのに「~こと」と答えていませんか?)

 

試験、特に1点を争う入試では、あらゆる手段で点をかき集めたいところです。

記述問題の仕上げには、ぜひ採点者の視点から見直してみましょう。

 

竹野

 

 


8月17日 阿耨多羅三藐三菩提

読めますか?読めません。

正解は「あのくたら さんみゃく さんぼだい」です。

なんじゃこりゃ。

 

こちら、あの愛の戦士レインボーマンが変身するときに唱える仏教語のフレーズです。

「知らんがな」ですよね。

特撮好きな私でもさすがにレインボーマンはちょっとしか知りません。

 

レインボー

日本語にすると「虹」ですね。

そう、今日の中1の理科の授業では光の屈折の話から、虹に関する話題を取り上げたのです。

レインボーマンは関係ありませんでした。

 

学校の進度と合っていない生徒もいますが、次のテストに光の単元が出てくる生徒もいるため、いったん光の授業を進めていきました。

テストまでには全員のテスト範囲内容を終えることができるように適宜、授業内容を調整しつつ、授業を行っていきます。

 

 

さて、レインボーマンは昭和特撮ヒーローの1人ですが、当然戦う相手の悪の組織がいるわけです。

コンプライアンスに厳しい現代では絶対につけることができないと思われる組織名です。

この名前のインパクトのおかげで、私はレインボーマンが記憶に残っていたようなものです。

気になります?

気になる方は「レインボーマン 敵組織」で検索してみましょう。

 

富樫

 


8月11日   使えなきゃ意味がない!

 

「力を抜いて!相手に効かなきゃ意味がない!」

初代タイガーマスクであり、格闘技「シューティング(現・修斗)」の創始者である格闘家、佐山聡氏の言葉です。

「蹴りを放つときは脚に力を入れてはいけない。脚の無駄な力みを捨てて、全身で生んだ力を脚まで通すことで初めて相手に効く蹴りが打てる。」そういう意味かと思います。

 

中学英語の学習にも結構同じことが言えます。

例えば「現在進行形」。

今まさに動作が進行中であることを、「動詞のing形:現在分詞」を使って示す中1英語のひとつの山場です。

なお、ingがついた動詞(現在分詞)は半分動詞をやめているので、be動詞君が「おれの出番!」と言わんばかりに出現します。

で、「be動詞+ing形!」の型だけをみっちり長時間演習する。

その結果、「『~している』だったら全部ing形で勝負する」という「ガッチガチに力の入りまくったファイター」が誕生することになるのです。

直前に学習した「三人称単数・現在」が頭からすっぽ抜けてしまいかねません。

そうならないようにするためには、「現在」と「現在進行形」を比較しつつ学習するというスタイルが必要となります。

「現在」=昨日も、今日も、明日も

「現在進行形」=今、この瞬間

まずこの図式を頭に入れます。

そして問題演習では、

◯私は毎日、本を読みます。/私は今、本を読んでいます。

◯私たちは週末に寿司を作ります。/私たちは今、寿司を作っているところです。

◯マイクは夏に海で泳ぎます。/マイクは今、海で泳いでいます。

◯ケンは放課後、私と一緒に勉強します。/ケンは今、私と一緒に勉強しています。

◯トムは両親と一緒にカナダに住んでいます。/トムは今、カナダに住んでいます。

というふうに「現在」と「現在進行形」を並行して進めます(ちなみに、「現在」はすでに学習済みです)。

I am livingに反応する特製トラップも設置…トラップを踏んだ生徒がいてもいなくても説明が始まります。

I am living?またすぐに引っ越すのかな?とか。

当然、否定文・疑問文も同様に「現在」「現在進行形」を混ぜた状態で問題演習。

生徒からすればそこそこ地獄でしょう。

佐山氏の例の言葉も、「地獄」と呼ばれる伝説(?)のシューティング合宿で発せられたものです。

私の作る問題もそこそこ「地獄」仕様です。

しかし。

「現在進行形を使えるようになるには、現在進行形だけに意識を奪われてはいけない。何が何でも『be動詞+ing形なのだ』という固定観念にとらわれず、現在と比較してはじめて現在進行形が使えるようになる。」そういうことだと思います。

 

蹴りは「相手に効かなきゃ意味がない」。

文法は「使えなきゃ意味がない」。

かく言う私は、試合で蹴りを使ったことは一度もありませんでした。

柔道部員だったから!!

 

竹野

 

 


8月10日 凡ミス

本日は夏期講習授業の集大成。

中学2年生を除く、全学年で学力テストを実施しました(中2生は明日実施します)。

夏期講習で学んだことが活かされ、得点をのばすことができるか。

注目しながら採点を続けております。

 

さて、私は主に各学年の算数・数学の採点をしたのですが、採点中に今日だけで何度も書いた言葉があります。

 

「約分忘れ」

 

計算は合っているのに、最後の最後で決めきれない。非常に惜しい、悔しい減点です。

 

テスト後の反省で生徒からよく聞く言葉で「凡ミス」という言葉があります。

分からなかった訳じゃなく、解けなかったわけでもないけれど、約分忘れ、-の符号忘れ、ピリオド付け忘れ等々による減点で点を落としたときに、みんな口をそろえて「凡ミスでした~」と軽~い感じで言ってくるのです。

 

「凡ミス」なら許される

そんなわけありません。減点は減点です。

入試で凡ミスで点数を落として、不合格だった時も「凡ミスでした~」と笑って流せますか?無理ですね。

 

凡ミスこそあってはならないミスです。

そしてそのどれもが、見直しをきちんとすれば見つけることができたかもしれない間違いなのです。

 

テスト時間は限られていますが、残り時間が5分、10分になったら一度必ず見直しをしてみる。

そんな習慣をつけてみるのはどうでしょうか。

見直しをせずにぎりぎりまで最終問題まで進んでいき、凡ミスによって減点される。

最後までは解けなくても、最初の方の問題の凡ミスを見つけて修正する。

どちらが高得点となるかを言い切ることはできませんが、少なくとも後者の方が、採点結果を見て悔しい思いをすることは少ないのではないでしょうか。

 

塾で繰り返し学力テストや模擬試験を行っているのは、このように試験時間の使い方も身につけてほしいからでもあります。

テストの制限時間をどのように使うのか。これは普段の授業や家庭での学習の中では身につかないものですので、塾でテストを受けたり、模擬試験を受けたりする際には、時間の使い方を少し気にしてみてはいかがでしょうか。

 

富樫

 


8月8日 見つけてつぶす。

さて、中2生以外は本日で夏期講習会が終了となりました。

2週間お疲れさまでした。

自分の苦手はあぶりだせたでしょうか?(苦手に気づいてない…のは非常に危険です)

夏期講習会ではできた手ごたえを掴めても、

その後何もしなかったら現状維持のまま。

講習会で気付いた苦手を家でも取り組んで、繰り返しこなしていくことで

自分の知識となります。

 

夏期講習会の授業から解放されて嬉しいと感じる人が多いですが、

休み明けにはテストが待ち構えています。

夏期講習会で見つかった苦手をつぶして、次のテストに向けて準備をしていきましょう。

 

最終日8月10日と11日には確認テスト・中3生は模試があります。

講習会での学びを活かして点数が少しでも成績が「末広がり」になれば幸いです。

…8だけに。笑

 

かしま


8月7日 ギャップ

10代のころは、「まぁ、最近の流行くらいなんとなくわかるもんでしょ~」などとあぐらをかいておりました。

が、本日授業でとある芸人の話をしたとき、数世代ほど前のことを話してしまい首を傾げられてしまいました。猛省。

 

勉学の分野においても、新説が登場することでそれまでの常識が通用しないギャップが生まれる瞬間があるのは以前にお話ししました。

身に着ける知識に限らず、勉強の姿勢においても同様のことが言えます。

昔は慣れていた勉強法であっても、学ぶ分野の特性やそもそもの量を見誤ってしまうと自身の容量不足であっという間にオーバーヒート・燃料切れで不時着…という事態も起きかねません。

 

再三申し上げている事項にもなりますが、やはり細かく短時間でも忘れないように、五感に作用する積み重ねが脳への定着には効果的とされています。

ドイツを支えた鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクの名言にこんなものがあります。

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』

…聞けば聞くほど耳の痛い言葉でございます。つまづいたとき、常に痛い思いをするのは先回りできなかった自分になります。

I wish I could…」と嘆き続けるだけでは、前には進めません。

時には、『人の振り見て我が振り直せ』・『他山之石』の姿勢を踏まえ、先輩・同級生や恩師の言葉に耳を傾ける。

それをかみ砕き、自己流にして吸収することも今と将来の自分のギャップを埋める作業につながるのではないでしょうか。

いうなれば『転ばぬ先の杖』でございます。

 

夏期講習も終盤を迎え、各々テスト勉強のほうへシフトする生徒もいる頃合いかと思われます。その結果が空振りで終わって

しまうと、えもいわれぬ感覚に陥るかと思います。そこで顔をあげられるような心持ちでいられるように自分の機嫌取りながら

取り組んでいきましょう。

 

 

最後に、芸人猫ひろしのギャグから抜粋して日露戦争の講和会議が行われた場所をお伝えして結びの言葉とします。

 

ポーツマス(条約)!ポーツマス(条約)!

 

…いまはマラソン選手としてのほうが有名なんでしたっけ?

 

 

新澤


8月6日 初めて秋の気立つがゆへなれば也

明日8月7日は立秋です。

暦の上では明日から立冬(11月7日ごろ)の前日までが秋ということになります。

もはや秋という季節がなくなってしまうのではないかという危機感すらありますが、ともかく秋になるのです。

 

ついこの間、新潟の梅雨明けが発表されたと思うのですが、時の流れは速いものですね。

それはともかく、はやく涼しくなってほしいと願うばかりです...。

 

さて、このくらいになると受験生のみなさんからよく聞かれることがあります。

 

「受験勉強とテスト勉強のどちらを優先したらいいですか?」

「どっちもやるに決まっているでしょ」

 

と冷たくあしらうことはしません。

私は「テスト前(2~3週間前)はテスト勉強を優先したほうがいい」と伝えています。

中3は残りのテスト回数もあとわずか。内申点を上乗せすることができる最後のチャンスでもあるのです。

ここで稼がないで、どこで稼ぐのか。

とにかくよい点を取って、内申点を上げることが、自ずと受験の結果にもつながってきますから、テスト勉強も受験のための勉強といえるのではないでしょうか。

また、入試の問題と学校のテスト問題ではやはり問題の傾向などは異なります。

ですが、入試問題も、もとは学校の教科書で学習したことをベースに作られています。

ですから、教科書の内容を再確認していくテスト勉強は、受験勉強のための基礎固めでもあります。

テスト勉強ばかりをしていると、受験勉強が疎かになるという不安を抱える生徒がいますが、テスト勉強も受験勉強の一環であると考えてよいのではないでしょうか。

 

テストで良い成績をとるとうれしいですよね?

頑張った成果が点数として現れるテストは自己肯定感も高め、その後の勉強へのモチベーションも高めてくれます。

受験勉強の真の結果が出るのは合格発表の日ですから、まだ先の話です。それまでずーっとモチベーションを維持していくことは大変でしょう。

まずは目の前のテストに集中してみて、そこで良い結果を出すことに注力してみましょう。

ここで100点なんかとった日には、テンションもやる気も爆上げ間違いなしですよ。

 

もちろん高得点を取るためのサポートはしていきますので、一緒に頑張りましょうね。

 

富樫

 


8月5日 ネタバレ

 

ネタバレ…ネタバラシ(ある事柄の重要な仕掛けや結末を暴露すること、そうした情報そのもの)の略語として現在でも広まっている用語でございます。

昨今は、情報化社会やSNSの影響を受けて、どんな作品・ニュースであっても探さずともネタバレが出てきて、『初めて見る作品だが、ネタバレを見てがっかりした』・『ネタバレされたくないならネット断ちをして自衛に努めるべき』といった風潮まで飛び出すようになっております。

 

 

さて、そんなネタバレですが国語の文章読解にもございます。それが、「引用元の題名(タイトル)」です。

よく、教科書の章の始めや試験問題の文章を読んだ最後の部分についている()の部分でございます。

学校の授業でも題名だけを見て、そこから個人がどのように感じたか・どんな内容のものなのかを推測・共有するレクリエーションもあるそうです。

それほどまでに、題名には本人のメッセージや結論の要約が書かれているケースがあるということです。

 

 

以下に、いくつか例を出します。皆さんもどんな内容なのかイメージしながら見て、私と感想を共有してみましょう。

 

「今、ここ」から考える社会学』(好井 裕明/ちくまプリマー新書)…社会学を「今、ここ」という視点で見る作品でしょうか?社会学を優しく教えてくれるものでしょうか?

 

読めば分かるは当たり前?』(犬塚 美輪/ちくまプリマー新書)…読めば/聞けばわかるっていうけど人によって意図がずれることがありますね。そうしたところから切り込むのでしょうか?

 

ケータイを持ったサル:人間らしさの崩壊』(正高 信男/中公新書)…もしかして、ケータイを持っている人たちのことを言ってるのでしょうか?『サル』って過激すぎませんか?人間らしさがなくなってしまうのでしょうか?見るのも怖くなってしまいます。

 

 

…といったように、市販されているものについては特に、過激なネーミングや購入者が目につき、手に取りやすく・内容を事前理解できるような『ネタバレ』なタイトルが存在します。

問題文に目を通す前に、深呼吸しながら題名を見ることで制作者の意図の『ネタバレ』が見えるかもしれません。ぜひ、お試しください。

 

 

(※注意:説明文や論説文ではこの傾向がありますが、例外もあります。特に、小説・随筆分野だとモノの名詞を挙げておしまいなんてこともあるのでお気を付けください)

 

新澤


 

8月4日   忘れ物はありませんか?

 

模擬試験の話です。

「なぜだ!?なぜ私の答えが△なんだ!?」

模擬試験の記述問題でそんなふうに思うことは多いでしょう。

その「なぜ自分の答えはダメだったんだ!?」と思う気持ちは重要です。

納得できるまで解説をよ~く読んで、何がいけなかったのかを突き止めましょう。

こんなケースがありました。英語の問題です(少し改変しています)。

 

He said, “I get up early and run in the park every day. It was hard at first, but I enjoy it now. If we continue doing something, we can make it a habit.” I thought so, too.

 

問題:「so」の内容を具体的に日本語で書きなさい。

生徒の答え:何かを続けることで、それを習慣化できるということ。

判定:△

生徒の叫び:なぜ!?

内容としては◯です。なぜ△なのでしょう。

模範解答:(もし)何かをし続ければ、(私たちは)それを習慣にすることができるということ。

soの内容は直前を指すので、内容は”If we continue doing something, we can make it a habit.”です。「もし」「私たちは」は省略しても問題なし。日本語ではこれらの言葉を省略することが多いからでしょう。「それを習慣化」も「それを習慣にする」と同じ。何がまずかったのか。

採点者がどこを減点したかは断定できませんが、考えられる理由は二つあります。

まずは、「何かを続けることで」の部分です。

模範解答は「何かを【し】続ければ」となっています。

憶測ではありますが、採点者が「原文の”doing”を反映していない」と判断した可能性があります。

「続ければ」を「続けることで」としたのも、「ifを無視した」とみなされて減点の対象となった可能性もあります。

このように、たとえ自然な日本語であっても、「明らかに単語を無視している」と判定されると減点をくらってしまうケースが多いように思われます。

英語限定の攻略法にはなりますが、記述答案を書いた後で本文に線を引き、答案に入れた部分を一つずつ消してみましょう。消せずに残った語句があれば、答案から抜けている可能性があります。

まだ記述問題の数をこなしていない生徒はよくこういった減点をくらいますが、徐々に慣れていけば全く問題はありません。

 

過去の授業ではこんなこともありました。問題は改変してあります。

John : Ms. Smith’s birthday is coming soon. Why don’t we give her something for her birthday?

Amy : Of course. She likes cooking, so how about giving her a new cookbook?

John : That sounds like a good idea. But she likes traveling, too.

Amy : Yeah. She says she likes to go to foreign countries and enjoy food there.

John : I’ve come up with a nice idea. Let’s give her an atlas which has recipes of food from many foreign countries.

Amy : That’s a great idea! Let’s go to the bookstore to find one.

問題:ジョンとエイミーは、スミス先生に何を買うことにしましたか。具体的に日本語で書きなさい。

生徒:地図帳。

私:雑!確かに地図帳だけど、もっと詳しく!

生徒は南高校に進学しました。県下トップクラスの進学校に合格するような生徒も、「足りない言葉はないかな」という意識が不十分なうちはこんな感じなのです。

なお、解答は”an atlas which has recipes of food from many foreign countries”の部分なので、「多くの外国の料理のレシピが載っている地図帳」です。

出かける前に「何か忘れ物はないかな?」と確認するように、「何か抜けているものはないかな?」と見直しをする。

この意識を持ち続けるだけで記述問題の精度は上がっていきます。

お試しください。

 

 

竹野

 

 


8月1日 正答への一歩

連日夏期講習会お疲れ様です。

分からなかったところが「理解」できて、

自分で「わかる!」ようになってきていますでしょうか?

 

今回の講習会、主に国語を中心に担当をしておりますが、

どの学年にも共通する課題が。

 

それは

 

「問題文の読まなさから来るエラー」

 

例えば、

「漢字二字で抜き出せ」とあるところを無視していたり

「〇〇と××という語を用いて説明せよ」という指示を無視したり、

「書き出し」に気づかずに解答欄に書き出しと重複した内容を書いたり…

問題文さえ読んでいれば、「正確に」書けていたはずのところばかり。

これを実際の模試やテスト、入試でやったら非常に痛いです。激痛です。

 

文章を読むのも勿論大事。

ですが、それ以上に問題文の正確な把握をしてこそ正答に近づきます。

問題文への理解は何も国語だけではなく、どの科目にも言えること。

問題文のスルーから起きるエラーを少しずつでも減らしていきましょう。

 

 

かしま

 

 

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