スタディーフィールドブログ 2026.6

6月9日  戻る勇気

 

勉強が分からない。何が分からないのか分からないが、必ずどこかに「分からなくなった最初の地点」があるはずなのです。

 

例えば数学。一次方程式が分からない。だから一次方程式を勉強する。それでも分からない。原因は文字式?文字式を勉強しても分からない。実は原因は分数の計算?分数を勉強しても分からない。実は原因は九九だった。ここまで来ると話は単純です。

 

ところが人間は「中学生なのに九九に戻るのは恥ずかしい」、「そんな昔の内容が原因なはずがない」と思ってしまう。その結果、九九が怪しいまま、分数が怪しいまま、文字式が怪しいまま、方程式が怪しいまま、…受験。という壮大な建築物が完成します。土台がスカスカな五重の塔。倒壊待ったなし。

 

最近、私自身がこれを身をもって体験しました。古めの小型ノートPCをWindows10からWindows11に強行アップグレードしたらタッチパネルが反応しなくなりました。ついでに画面の自動回転もしなくなりました、常に横向き。きっと何か高度な原因がある…そう考えて調べても調べても状況は変わらず。AIに聞いてみても、「センサーは認識している」、「PowerShellを」、「デバイスマネージャーで」、「レジストリが」、「ドライバーは」、「PowerShellを(それはさっきやっただろ)」…AIごと迷宮入りです。完全に迷子。

 

思い当たる原因は1つ…「そもそもこの機械、元はWindows10だったよな。」そこで勇気を出しました。思い切って戻る。PCを工場出荷時の状態に戻す。

 

勉強で言えば、「分数怪しいな」ではなく、「足し算引き算まで戻るか」くらいに相当します。

 

結果。タッチパネル復活。回転センサー復活。全員元気。犯人はWindows11とPC本体の相性の問題でした(多分)。もう一人の犯人は、この事態を想定できなかった私です…。

 

私は何日もかけて迷宮を探索し、最終的にスタート地点へ帰還したわけです。RPGなら経験値が入ります。現実でも経験値は入りました。PowerShellの使い方とか。デバイスの調べ方とか。そして何より、「戻ることは敗北ではない」という経験値です。

 

無駄ではありません。トーマス・エジソンも言っています。「『失敗』?これはうまくいかないということを確認した成功だよ。」と。そうです、無駄ではないのです(と自分に言い聞かせる)。

 

勉強においても、英語が苦手なら中1まで戻る。数学が苦手なら分数まで戻る。分数も怪しいなら九九まで戻る。別に恥ずかしいことではありません。むしろ一番効率がいい。

 

勉強において大事なのは、「どこで道を間違えたのかを見つけること」です。「迷ったら勇気をもって戻れ」、私のPCも多分そう言っています。あと、「もう二度と俺にWindows11入れるんじゃねえぞ」とも言っているようですが。さて、どうしましょう…。

 

竹野

 


6月8日 限りなく透明に近いのではなくちゃんと透明。でも見える。

透明人間は実在するでしょうか、しないでしょうか。

常識的に考えて、そんなものいない、と思う人も多いかもしれません。

ですが、「いる」とも「いない」とも証明することはできない。

誰も見たことがないから「いない」にきまってる。

いや、透明なんだから誰も見たことがないのは当たり前。だから「いる」可能性は捨てきれない。

そう、証明の仕様がありません。

 

何の話?と思うかもしれませんが、今日の理科の授業で出てきた「透明」についての話です。

今日の中1理科では水溶液の授業を行いました。

水溶液の特徴の一つに「透明」である、ということがあります。

理科でいう透明とは「向こう側が透けて見える」ことで、色がついていても構わないし、無色でも目で見ることはできるという話をしました。

 

透明って見えるんです。

 

じゃあこのような素材でできている人間、向こうが透けて見えるけど形はヒト型だとわかる人間がいたら、これは透明人間といえるのか・・・?

透明人間ってそういうことじゃないような・・・

う~ん、透明って難しい。

 

富樫

 


6月6日 まだやれる その先の夢

先月5月31日、国民的アイドルの一つ、嵐が26年間の活動に一つの大きな区切りを迎えました。

26年もの間、常に日本のトップを走り続けるなんて、並大抵のことではありませんよね。

実は私も、中学生・高校生の時は嵐の曲をたくさん聴いていた一人のファン。

CDをレンタルしたり、アルバムを買ったりして、飽きるまで聞いていました。

特にテスト前や受験勉強で行き詰まったとき、いつも背中を押してくれたのが嵐の曲でした。

特に『サクラ咲ケ』や『ファイトソング』は、何度リピートしたか分かりません。

彼らの音楽や番組からたくさんの勇気をもらってきたので、

メンバーのラストメッセージを読んだときは思わずウルっときてしまいました。

まだ実際の映像を見れていないので、DVDを買うか迷いどころ。

 

彼らの「26年」という輝かしい軌跡も、

悩むこと、上手くいかないこともあったかもしれません。

でも、腐らずに、一歩ずつでも歩みをとめずに26年間嵐を守り続けてきたのだと思います。

 

それは、私たちが向き合っている「勉強」もまったく同じです。

「勉強出遅れちゃったな……」 「テストの結果が悪かったな」「やる気が出ない……」

そんなふうに悩むこともあると思います。へこむことだってあります。

それでも、いい点数取った後・志望校合格した後の「笑顔の未来」のために、

まずは自分で一歩踏み出してみる。

そしたら「道は作られ」ます。

一歩踏み出したい、だけどどうしたらいいか分からない…

そんな人は、夏期講習会がおすすめです。

 

…早すぎる?

勉強は早く始めたもん勝ちです。

 

かしま

 


6月5日 国語:まず文章を通読するか

 

 世の中には、「まだ使える」という理由だけで現役を続けている機械があります。私のUMPC(ウルトラモバイルパソコン)もその一つです。
 発売当時は最先端。ポケットに入れようと思えば入るWindowsパソコン。仕事もできる。やろうと思えばゲームもできる(仕事中にはできない)。夢のような、ロマンに満ちた機械でした。
 しかし。時代は残酷です。数年経てば、当時の最先端は当たり前になります。さらに数年経てば、「それ、まだ使ってるの?」と言われるようになります。私のUMPCもそうです。最近のノートPCと比べれば遅い。最新のゲーミングPCと比べれば圧倒的に非力です。バッテリーも若い頃ほど元気ではない、と言うかこのバッテリーで2代目です。初代のバッテリーは膨張したので交換しました。それでも、本体は壊れていない。
 これが厄介なのです。新しいパソコンを調べるたびに思います。「買い替えた方が幸せになれるのでは?」しかし。電源ボタンを押せば普通に起動する。Wordも動く。Excelも動く。ネットも見られる。ゲームだって、選べば遊べる(仕事中には遊ばない)。
 困るほど困っていない。そうなると人間、不思議なもので。だんだん愛着が湧いてくるのです。Windowsの大型アップデートで死にかけたこともありました。TPMが無いだの、Secure Bootがどうだの。ドライバーが行方不明になったこともありました。そのたびに調べて、悩んで、失敗して、何とか復活させてきました。今もタッチパネルが現在進行形で反乱を起こしています。反応しない。今更反抗期か貴様。
 新品のパソコンならそんな苦労は必要ないでしょう。しかし。苦労させられた機械ほどかわいい。何だか生徒指導に似ています。最初から何でもできる子は確かに優秀です。しかし、何度転んでも立ち上がる子を見ると嬉しくなる。このUMPCも同じです。何度も不具合を起こしながら、そのたびに復活してきました。もはや道具なのか何なのか分かりません。もはや「戦友」です。
 もちろん。ある日突然、本当に動かなくなる日が来るでしょう。電子機器に不老不死はありません。その時は潔く引退させるつもりです。多分。いや。その時になったらどうにかこうにかSSDだけ交換して延命している気もします。
 ロマンとは、合理性が敗北した後に残る感情のことなのかもしれません。

 

 

…という文章が国語のテストに出たとします。

 

 

問1:下線部「ロマン」を筆者はどういうものだと考えているか。文中から書き抜きなさい。

 

 

解:合理性が敗北した後に残る感情。

 

問1の答えが後半も後半、最後の部分に書いてあります。

全部読んでからでないと答えが出せません。

そんな問題あるものか!と思われるかもしれませんが、実際に何度も目にしたことがあります。

先日も、小学生用の読解問題で目にしたばかりです。

これが説明文なら、「問題→本文→解く→問題→本文…」の順に攻略できる場合がほとんどです。

 

しかし、

「随筆」「小説」

 

これらは厄介です。

今挙げた例のように、問1の答えが後半に落ちているなんてことがしょっちゅうあります。

 

「文章をちゃんと味わってるかい?」

 

みたいな出題者の声が聞こえてくるようです。

説明文は「分かりたいから読むもの」、それに対して随筆や小説は本来「楽しみを求めて読むもの」です、エンターテインメント。

そんな性質の違いを踏まえて、出題者は問題を作るのでしょう。

 

というわけで。

「詩だけでなく、随筆・小説も全部味わってから問題に答えなさい」

です。

普段から活字に触れて、味わえるくらいの余裕をもって読めるだけの力がほしいものです。

 

 

あと、タッチパネルにもそろそろ復活してほしいものです。

不便!

 

 

竹野

 


6月4日 表現の妙

先日、小学生の国語の授業の際、問題文にこうありました。

 

「次の詩を味わい、問題に答えなさい」

 

生徒はすかさず質問してきます。

「先生、味わうってなんですか?どうやるんですか?」

・・・・なんと説明したものか。

 

「詩」は他の国語の文章題で出てくるような、小説・随筆・論説文などとは少し異なり、文章というよりもどちらかというと「芸術作品」に近いものなのだと思います。そのため、絵画を鑑賞してその作品の良さを「味わう」ように、その詩に込められた作者の気持ち・思いを感じ取る=「味わう」ことで、内容を理解していけるのではないか、とそんなことを考えました。

小学生には伝わらなかったかもしれないですが・・・

 

日本語の表現には独特のものが多くあり、最近ではSNSなどでこんな話題も。

小説にて「〇〇は頬を濡らした。」という表現に対して、読者から「どうしてこの場面で〇〇は、突然自分の頬を濡らしたんですか」と質問が来たという話です。

「頬を濡らした」は涙が頬を伝って濡れた、つまりこの人物が涙を流したということを暗に表している表現です。

ですが、最近ではその表現では伝わらない読者も多いらしく、「一から全部説明して書かないと、意図したことが読者に伝わらないのか」と筆者も悩んでいるようです。

 

また、「〇〇が無言の帰宅をいたしました。」というSNSの投稿に対し、「よかったですね」というニュアンスの返信が来ていたとか。

お分かりの方も多いと思いますがこの「無言の帰宅」は「帰ってはきたが無事ではなかった」「すでに亡くなっており、ご遺体の状態での帰宅となった」ということを暗に示しています。決して「よかった」と祝福されるようなことではないのです。

これも伝わらないんですね。

 

1から10まで説明しないと伝わらない人は結構いるものです。

ですが、その100%の説明がないものを文章から読み取るのが国語の文章題の命題でもあります。

結局多くの文章に触れて、語彙を増やしつつ、表現の妙に慣れていくことが、正答への近道なのかもしれません。

活字、読みましょう。

 

富樫

 


6月3日 かっこ悪いはかっこいい

 

今年オリコンで発表された、好きなYoutuberランキングで1位を獲得した、

江頭2:50のエガちゃんねる。今は約500万人の登録者数がいます。

この私も登録者の一人です。

 

Youtubeも結構きわどいコンテンツもあったり、

忖度なしのレビューをしたりと様々な内容が投稿されていますが、

その中でも印象に残っているのは代々木アニメーション学院という専門学校での入学式のスピーチ

江頭さんは新入生に向けて、自身の「どうしようもない人生」を振り返りながら、こう熱弁していました。

 

「夢を追いかけていたら、必ず壁にぶち当たります。うまくいかなくて悔しい思いをしたり、恥ずかしい思いをしたり。

でもやりたいと思ったら諦めずにやってください。真剣にやってみてください。」

「99人が馬鹿にしても1人が応援してくれれば、それでいいじゃねえか。」

 

好きなことを突き詰める裏側には、

必ず「思い通りにいかない泥臭い時間」や「必死で不格好な姿」がセットでついてきます。

そんな江頭さんが残した、私の大好きな言葉があります。

「かっこ悪いはかっこいい。かっこ悪く生きようぜ」

これは勉強も同じ。 志望校合格やテストの目標を決めた瞬間から、泥臭いステップが始まります。

わからない問題に頭を抱えたり、結果に悔しい思いをしたり。

しかし、 自分の「やりたい」に対して、かっこ悪いくらい真剣にあがいている姿こそが、

最高にカッコいい

私はそう思います。

 

※ちなみに、江頭さんのYouTubeチャンネル(エガちゃんねる)は

過激な内容や大人向けのユーモアもたくさん含まれていますので(笑)、

もし動画を検索される際は、まずは今回ご紹介した「入学式スピーチ」をぜひ親子で一緒にご覧になってみてください。

 

 

かしま

 


6月2日 裏切りの日

 

6月2日は一部で「裏切りの日」と呼ばれているそうです。

織田信長が明智光秀に討たれた、あの「本能寺の変」が旧暦の6月2日に起きたことが由来です。

「本日は裏切りの日です!みなさんも日ごろから気に食わないと思っている奴を裏切ってやりましょう!レッツ本能寺!」

 

 

なんて言うはずもなく。

裏切りは悪です。

しかし、

「このままだと、いつか必ずこの国は破綻する」

そんな思いがあったからこそ、明智光秀は織田信長を攻め滅ぼしたのかもしれません。

真相は闇の中ですが。

 

 

多くの中学校では、そろそろ定期テストが終わる頃です。

テストの手ごたえがあまりにもなく(学生さん)、

お子さんがあまりにも勉強せず(親御さん)、

「このままだと、いつかまずいことになるのでは」

そんなふうに感じている方、いらっしゃるのでは。

 

 

中1「最初だからこんなもんでしょ。次はもっと頑張るし!」

 →多分頑張りません。

中2「まだまだ大丈夫、受験生になったら本気出すし!」

 →多分本気出しません。

中3「部活終わったら全力」

 →出しません。

 

 

「いつかやる」は、だいたい「ずっとやらない」です。

「いつかやる」を「今からやる」に切り替えましょう。

でないと何も始まりません。

 

「本日は裏切りの日です!みなさんも日ごろから気に食わないと思っている『弱い自分』を裏切ってやりましょう!レッツ本能寺!」

 

「裏切りの日」は、多分そういうことを思い出させてくれる日なのです。

と、自分にも言い聞かせてみる。

 

 

竹野

 


6月1日 日和違い

古典落語の演目です。

易者に今日の天気を尋ねた男が、曖昧な答えに傘を持たずに出かけたところ大雨に遭う。

その後もいろいろな人に天気について尋ねるも、雨と飴を間違えられたり、大降りと魚の大きいブリを間違えられたりと聞き間違いが次々と起こって・・・という内容です。私は桂枝雀師匠のこの話が好きでした。ぜひお聞きください。

 

さて、今日6月1日は気象記念日とされています。

明治8年に東京気象台が設置されたこと、またその9年後には日本初の天気予報が出されたことなどに由来するようです。

最初の天気予報は、もちろんテレビなどありませんから、警察署や派出所に張り出されるものをみんなが見に行ったようです。

 

春らしさはどこへやら、夏のような日差しと気温を感じるようになってきました。

洗濯物が早く乾いて助かります(双子がいると洗濯物の量がそれはもう・・・)

運動会シーズンでもあり、各小中学校で運動会が実施される時期です。前の授業の日より黒くなってやってくる生徒もチラホラと。

 

こう暑くなってくると心配になるのが熱中症です。

勉強でも運動でも、夢中になるあまり、水分補給を忘れることのないように、気を付けていきましょう。

現代の皆さんは、易者に聞かず、警察署にも行かず、テレビやネットの天気予報をよく確認してくださいね。

 

富樫

 

 

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