スタディーフィールドブログ
10月17日 フルボッコ上等
筋肉モリモリのマッチョマンになりたい人が、たかが10回の腕立て伏せをこなして
「あー、今日も頑張った!」
となるだろうか。
いや、ならない(反語)
勉強も同様で、「もうできる問題」ばかりをやっていては力は伸びません。
少しでも点数を伸ばしたいなら、そして入試で勝ちたいなら、それでは明らかに不十分。
フィリピンの英雄的ボクサー、マニー・パッキャオもこう言っています。
「トレーニングを簡単にこなさないことだ。
もっと強くなるためには、それをより困難にするべきだ。」
というわけで、英語のテスト対策授業では、
少しずつ負荷を上げつつ生徒の力を伸ばしていくように工夫して問題を作成しています。
前回の中3の和文英訳の問題はこんな感じでした。
テスト範囲の関係代名詞だけでなく、既習の文法の復習もできるように構成。
特にこの時期の中3は、常に入試や模試を見据えて学習を進める必要があるため、かなりの負荷が必要です。
こういう問題に生徒は「フルボッコ」にされるでしょうが、
全問正解できるぬるい問題なんかよりも、確実に力は伸びる。
できることがどんどん増えていく。
書く力が上がれば読む力も連動して上がる。
中学の文法は全て学習済み、練度を上げていけばもうすぐ公立入試なんて怖くなくなるでしょう。
さあ、今日もフルボッコにしてさしあげよう!
と意気込んでみたものの。
Sクラス(上位校受験クラス)の生徒たち。
…あれ、ほとんどできてる…?
三単現のsの有無や名詞の単数・複数のミスはたまーにあれど、かなりできてる…。
こっちが逆にフルボッコにされてる…。
結果が出たばかりの最新の模試の結果、
Sクラスの平均点は72.0点(全体平均+20点以上)、偏差値の平均は62.1。
強い。まだまだ伸びる余地はかなりありますが、確実に強い。
Aクラス(通常クラス)を含めても、偏差値50以下が1人もいない。いつの間にかこんなに強く…!
こちらも、彼らに負けないよう頑張らないといけませんね。
10月15日 点と線
中学2年生数学の授業では、一次関数の利用の単元を学習しました。
文章で与えられた情報を整理し、関数の式やグラフに直していきながら解いていく問題です。まずは問題文から求める式のグラフが通る点を求め、その点を基に直線の式を求めていきます。
一次関数の性質や、直線の式の求め方など、これまでに習ってきたことがすべて活かされる応用問題ですので、なかなかに苦戦している生徒も見受けられました。受験生でも関数が苦手な生徒は毎年多く見られますね。
しかし関数は、中3で学習する二次関数も含め、入試でも頻出の単元です。
苦手、苦手と敬遠することなく、果敢に挑んで力をつけてほしいですね。
テストまでにたくさんの問題を解いて、一次関数と仲良くなれるようにしていきましょう。
タイトル「点と線」は松本清張氏の推理小説のタイトルです。
ごくわずかな時間のアリバイ崩しが見どころの内容だったと記憶しています。
ほんの少しの時間でも、工夫をすればいろいろなことができてしまいます。学校、部活、その他習い事といろいろと忙しい生徒もいるとは思いますが、ほんの少~しの時間でも工夫次第では勉強時間に変えていくことができます。
計算問題を1題解いたり、漢字を10回書いてみたり・・・etc
わずかな時間の勉強でもこれを繰り返していけば合計の勉強時間は相当な長さになります。
長時間机に向かうことができないという方も、色々と工夫をして勉強をしてみましょう。